教えすぎないことについて
どうも。Borboleta サッカー×フットサルスクールの高橋です。当スクールは、小中学生向けのスクールです。
ここ最近というかもうずっとなのだが、それは色々と思うことがあったにも関わらず、文字に起こすことなく頭の中でだけ消化していたことを己の怠慢と認め、己に詫びたい。
本題
後でどうにかなることをそれはそれは一所懸命教えることで指導をしたと思っているコーチが多すぎる。
技術的なことは後から練習すればどうとでもなる。
では、子供にどういう指導をするべきか。
それは何も教えないことです。本当に何も教えないわけではないけれど。
技術を教えるのが最重要ではなくて、技術をどのように使うかを見る。そこにはそれぞれのアイデアがあって、それを指導者が感じ取り伸ばしていくことが必要だけれど、それをできる指導者が少ない。もちろん技術をどう使うかの前に状況の把握、よく言われる認知の部分をやる必要はあるが。
どのようなアイデア、判断があるか。そのレパートリーを増やしたり、個性や得意なところを理解してもらう(無意識に理解してもらうでもいい)。そのためのトレーニングを組むべき。そうするとそのトレーニングに必要な最低限の技術トレーニングをすることにはなる。
子供にアイデアあるいは判断のベースがある→プレーしようとする→技術がなくてミスをする→技術の精度を上げる
この順番がスムーズな流れであるのに、アイデアを教えてしまって、技術のトレーニングばかりする指導者が多い。そうすると個性のない与えられた技術だけがある選手ができる。そのように育てられた子供がこの先サッカープレイヤーとして、あるいはサッカーを辞めた先の人生で輝けるだろうか。
指導者は子供の未来を見据えた上で、その子の特徴、考え、得意不得意を十分に理解して、その子のペースで指導をする必要がある。その前提のもとで、それを個人から集団に規模を広げた時に、その集団で必要なトレーニングを組むことで、みんなのレベルアップを促す。さらには、10年、15年、20年後のサッカーまでもを見据えてトレーニングを作る。そうしたスクールでありたいと思っている。
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